ＳＡＦ１のこと。

世界のトップカテゴリーが、いまや
巨大メーカーの主戦場になっているＦ１の状況にあって、
よく頑張っているな、という感じを強く持っていたＳＡＦ１でしたが。

疲労の色濃い亜久里代表、本当に無念かと。

どうしてプライベーターがトップカテゴリーで溌剌と活動継続できないのか、
というところを思ってしまいます。

幾度もなされているレギュレーションの検討・調整のなかで
たとえ資本というバックボーンが強くなくともエントリーできて、
戦略・戦術や技量、チームワークで勝てる面白さ、
すがすがしさを生み出していこう、という流れが
あったはずです。

しかしながら、金銭を潤沢に回して興行側面を伸張させていく、
という方向性が、今や強くなり過ぎているように思います。

（もちろん沢山の人々の関わるレースですので
　お金が無ければ無理、というのは判ります。）

エントリーフィーや運営上必須の資材、裏方の研究開発等、
転がる石の勢いを削げないかのように、放っておけば、加速していく状況で。
そのままいけば、競り勝つというより、金にもの言わせて勝つ、という
スポーツ精神とは離れた世界に収斂するような。
これらを適正にセーブさせるのが運営だし規定なんでしょう...。

では、そもそもスポーツとしての健全性とか、持ち出すべきではないのでしょうか？
否、フェアプレー精神や自己鍛錬での克服・維持をしての個々人の競い合いという
意味では、背景としては存在するし大切だと思います。
ただし、高度の技術を投入した道具を使うスポーツだ、というところが難しくしているんだなと。
それゆえ、そのツールの開発競争や暴騰が過ぎると、道具や環境が整わないことで、
個々人の健全な競い合いが成り立たなくなってしまう...。
それで良いんでしょうか...。


ん～、発散してまとまらない。


でも、ひとりのモータースポーツファンとして、自戒の意も込めて、
小さなカテゴリーでも、
楽しめる環境・楽しむ観客・やる気になる選手達、という構図で、
レベルの高いモーターレース活動が展開されるようになれば、と思います。

そうなれば、Ｆ１だけがクローズアップされることなく、
お金が少なくたって、充実した何かをその活動で得られるようになｒんではないかと。

ということで、亜久里さん、
Ｆ１だけでは無い、幅広いモータースポーツ活動を 今後も続けて欲しいと思います！
お疲れ様です。