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国産カブトムシの飼育ガイダンス。徒然風。 [飼育中]

会社で突然、子持ちの後輩に聞かれてしまい。誰から僕的な昆虫飼育歴を聞いたのか...。

でも、これからの時期、カブトムシ飼育で悩まれる親子が増えるかと思いますので、
不束ですが、これまでの経験での国産カブトムシ・成虫の飼育方法を少し書いてみたいと思います。
(飽くまで個人的な見解です。決して他の方の飼育方法が悪いとか、こちらでないと駄目という類のものではありません。
また生体飼育の話ですので、他の要因が絡んで早期に寿命を迎える固体もあります。飼育を楽しむ目的でご一読頂ければ幸いです。)

①暑いのは苦手!
最初、これに気付かない方も多いかと思います。真夏の虫ながら、昼間の炎天下などは極端に弱いです。
自然の国カブは、日中に木の根元の土の中や落ち葉の下で休んでいます。
真夏でもウッソウとした林では、ひんやりとした風が流れます。あれくらいの涼しさのところで寝ています。
ですので、飼育ケースも日中に温度の上がらない、できれば自然の風が入る涼しいところにおいて置くのが長生きのコツです。
活発なのはむしろ夜間であることを理解して、子供と観察するときは夜にケースから出してみることをお薦めします。

②ケース内には足場を複数。
夜はあんなに飛び回って元気だったのに、翌日の日中に仰向けで動かなくなっていた...という場合は、
飛行後の着地時に背中側が下になってしまって起き上がれないまま、というのが考えられます。
実際に夜間、灯火に飛来する国カブが下に落ちた際は仰向けとなる のを結構な確率で見ております。
自然下では周囲に木々や葉があるので足が掛かって起き上がれます。一方、飼育下では背中に柔らかで細かいマットがあるのみ...では、厳しいです。
大小の枝やDIY残り物の木材などケース内に上手く配置して足掛かりを作って下さい。

③スイカは主食でなければ可。
賛否があります。僕的には「主食は昆虫ゼリー。ときどきスイカや加糖ヨーグルト」です。
ヨーグルトは国産カブトムシに良いたんぱく源です。ただし、頻繁は避けています。
案外雑食です。そして大型のオスが一番良い時間帯に良い場所を陣取って食事をとります。チビカブは...夕方早めに出てきて食事、という頭脳プレーでしっかり食べますので、エサは切らさずに~。特に羽化して動き出してきた時期には貪欲ですよ!

④オスを長生きさせたければ、メスは一緒に入れない。
これは仕方の無いことなのですが、次世代を残そうとする本能にまかせると、オスは精魂尽きるのが早くなりますので。
気に入ったオスを秋まで(僕的には最長で10月中旬まででした。)飼いたいのであれば、ペアリングはさせない方向で。
逆に卵を産んでもらって幼虫の孵化から育てたい向きには、腐葉土系のマットをしっかり固めて(深さ20cmは必要)オスメスを入れておけば良いはずです。

⑤洗うも可。
ケース内は衛生的にし、飼育マットに異臭が出てきたら早めに替えるべきです。
それでも環境によっては、個体自体がベタベタのマットだらけになったり、ダニに付着されたりします。
見るだに可愛そうです。
そんなときは成虫をしっかり掴んで水道水でさっと洗っても、大丈夫です。
その際、ダニ取りブラシがあれば一層便利です。が、高いので、古い歯ブラシで軽くコスっても。

⑥角が折れたら!
オスの角、喧嘩やアクシデントで折れてしまうことがあります。白い体液が出過ぎると、危険な状態に。
以前、セロハンテープで折れた傷口を止め、瞬間接着剤で固めたところ 2週間ほど永らえた個体がありました。
(折角だった...オオ、文字通り...ので、さらにセロハンテープを巻いて角の形に整えてやり、黒く塗ったりしました...。)
万一の知識としてご参考に。

⑦オオクワガタと違って次の夏まで生きられない。
基本的に1年草と同じです。随分と飼いましたけれども、冬まで生きた個体はありません。
自然界の冬となれば、次の命が土中で静かに育ってきます。
それこそ「宿命」と思って、短い成虫期間にしっかり愛でましょう!


ということで、第1弾はこれくらいに。兎に角 徒然ですので乱文ご容赦のほど~。

 



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